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2024年03月08日

症例112 更年期の睡眠障害・気力低下・のぼせなどでお困りの女性

症例


こんにちは。院長の小畑です。





今回は更年期の眠りの浅さ・気力の低下・ホットフラッシュなどののぼせ症状でお困りだった患者様の症例です。




目次



  1. 患者様について

  2. どんな状態?

  3. どのように治療した?

  4. 東洋医学的見立て

  5. 施術者の思い





患者様について





K様 50代後半 女性





ここ最近、睡眠時に途中で目覚めたり・寝つきが悪かったりする。朝の目覚めがすっきりしないなどの症状が特にきになるとのことで来院されました。また数年前よりホットフラッシュの症状もありこちらも気になるとのことでした。







どんな状態?





更年期に出る症状は多岐にわたります。大半はホルモンバランスが乱れたことで体の機能の調整が狂い、自律神経の調整にも影響することで発生します。





自律神経の働きは、心臓を動かす・汗をかく・血圧を調整するなど、意識して動かせない部分ほぼ全てを支配しています。ですので自律神経が乱れると多種多様な症状があらわれます。





K様がお困りの睡眠の問題は自律神経の一つである「交感神経」という起きている時などの活動時に働く神経が働きすぎている可能性が高いです。交感神経が睡眠時や前に働いてしまうと脳や体が活性化され寝付けない・途中で目が覚めるなどが引き起こされます。その結果、睡眠不足を招き目覚めも悪くなります。





気力が出ないというのも更年期障害ではよくみられる症状です。これは脳のから出る「セロトニン」や「ドーパミン」などの神経伝達物質と関わりがあります。これらの物質は正常に分泌されることで「精神の正常な働き」を維持してくれます。しかし不足すると、やる気が減る・情緒不安定になる・不安感が強くなるなどの精神症状を引き起こしやすくなります。これらの原料はすべて食べ物です。食べ物を吸収するのは「腸」です。腸は自律神経の働きで動いていますので、自律神経が乱れると正常に栄養を吸収できなくなります。気力を出させるためには、自律神経を整え胃腸を正常に動かせるようにする必要があります。





ホットフラッシュについてこれは諸説ありますが、一般的には自律神経の乱れによって血流・血管の調整や体温調整する機能がうまく働かなることで発生するとされています。一説では自律神経の乱れから脳の暑さ・寒さを感じるセンサーが敏感になりすぎることで発生するとも言われてるようです。





K様のお身体は、ホルモンバランスの失調により自律神経が乱れるだけでこれだけの症状が発症している状態でした。







どのように治療した?





更年期は女性ホルモンが減っていくのが基本です。ですがその減り方が多すぎると自律神経を乱します。減り方を穏やかにするように治療をすると更年期の症状は減っていきます。「女性ホルモンの減り方を穏やかにして自律神経が乱れにくいようにする」ということをテーマに1回目の治療を進めていきました。治療頻度は症状がある程度落ち着くところまでは1週間に1回の頻度で行いました。





2回目:朝の目覚めがすっきりしていた。気分が良い。ホットフラッシュは少し感じる。





3回目:寝つきの悪さや途中で目覚めてしまう症状はだんだん感じにくくなってきている。ホットフラッシュも感じる頻度が減ってきている。





4回目:体調も気分も良い。ホットフラッシュはさらに感じにくくなっている。症状はかなり改善しているので、次は良い調子をキープできるようにすることをテーマに治療間隔を2週間に1回にしていきました。





5回目:調子よい。ほとんど症状を感じない。次回3週間後。





6回目:問題なく調子維持できている。以降は良い体調をキープして症状が出にくいようにすることと、今までよりも睡眠・メンタル状況などがより良い状態でいれる「QOLが上がった」状態を目指すことをテーマに1か月に1回施術を行っています。







東洋医学的見立て





※ここでは専門的なお話がメインになります。興味のある方はお読みください。





脈:細弱、左尺内沈弱





舌:痩、裂紋、白苔、絳(尖端側が特に)





その他:手足の冷え・寒がり、何もしていなくても汗をかく、のぼせ、下痢が多い、寝ても寝た気がしない、中途覚醒、口内炎ができる、お腹が張りやすい などの所見をお持ちでした。





以上のことから 「脾腎陽虚→肝心血虚陰虚→陰虚火旺」という流れがあると読みました。





ホットフラッシュや睡眠障害はこの血虚由来の陰虚火旺の火によって引き起こされていると考えて治療を進めました。




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施術者の思い





今回のK様の症例は通常の方よりもかなり早く回復している症例です。個人差がありますのでK様のように回復の早い方やもう少し回復がゆっくりな方もいます。また今回の睡眠障害やホットフラッシュは更年期における代表的な症状ですが、40代半ば~60代前半で発生する症状はホルモンバランスが崩れたことによるものがかなり多いとみられます。ですので40代半ば~60代前半の方は不調があればホルモンバランスを疑ってください。ホルモンバランス由来のものであれば鍼灸でちゃんと改善可能です。




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要鍼灸院 とみお院

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