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2023年10月13日

乾燥する秋後半(10月中旬~11月)、どのように養生しますか?

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こんにちは。





院長の小畑です。





気温が下がり、空気も感想しだして、秋の中でもまた気候が変わってきましたね。





そんな秋後半で、「私の体調こんなんやねん。」





「ここ最近になって私の体調こんなんなってきました。」みたいな変調を感じていませんか?





そんなみなさんのお体で秋のこの時期に何が起きているのか?また、それに対する養生法をお伝えしていきます。













秋の後半、体の外から乾燥が襲ってきます!





みなさんご存じの通り、秋の後半は空気が乾燥してきます。





空気が乾燥すると、喉が乾燥して、のど風邪(のどが痛む風邪)を引きやすくなったり、皮膚や粘膜が乾燥してカラカラになったりしますよね。





ですからこの乾燥に負けないよう皮膚や粘膜は適度に潤っておく必要があるのです。









東洋医学では、内臓の「肺」だけでなく、皮膚や粘膜など空気に触れる部分をも含めて「肺」と考えます。





「肺」は乾燥に弱いので、適度に潤しておく必要があります。









実は空気に触れる部分という意味では胃や腸の粘膜も皮膚の一部ですので、この時期は乾燥しやすく、特に大腸が乾燥すると粘膜が滑りにくくなり、便秘につながるケースもあります。









肺の働きを助ける食材





「肺」の働きを助けたり、肺に潤いを与えたりするには、主に「白」い食材が良いと言われています。





体(肺=皮膚や粘膜)を潤す食材(白いものが多いのが特徴)





野菜類・・きくらげ(黒・白、白のほうが潤す効能が高い)、山芋、レンコン、白菜、ごま(白・黒)、大根など





肉類・・豚肉









白湯のチョロチョロ摂りが有効





乾燥の時期、体は水分を夏や秋前半ほど必要としませんので水分の補給を忘れがちです。気がつくと「食事やコーヒー・お茶以外、まる1日ほとんど水分を摂っていない」という人もいるのではないでしょうか?





ですが、そこで水分の補給を忘れていると、「乾燥」に気づかないうちに体がむしばまれてしまいます。





一度にたくさんの水分を摂る必要はありません。白湯をお茶代わりにちょくちょく飲んで、のどの粘膜や腸の粘膜が潤っている状態を保ちましょう。粘膜が潤っていると、のど風邪のウイルスに侵されるリスクが減ります。





また乾燥による便秘を防いだりできます。





また白湯ですと、徐々に寒くなってくるこの時期に体が冷えることがありません。









その他、皮膚の乾燥が目立つひとは、外用の保湿クリーム等で保湿しておきましょう。









秋後半、体の中はどうなってるの?





秋は木でいえば、前半は葉で光合成と蒸散を積極的に行うのをやめ、実を大きくしていきます。(9~10月前半)、そして秋の後半に実の中の栄養を濃縮していく時期です。(10月半ば~11月)





ヒトの体内でも同様に、秋の前半は、冬支度の為に栄養と水分を蓄積してきました。





秋の後半に入ると、水分は少し渇く方向に向かっていき、養分が体内で濃縮されていきます。





これが秋の後半、人の体内の正常な状態です。









秋の時期に体の中で問題になりやすいパターンが2つあります。









1.栄養の貯蓄が足りない人





このような人を「血虚」(けっきょ)といいます。





血虚の人は目や筋肉、皮膚、ホルモンバランスなどに影響が出ていることが多いです。









以下のような症状が現れている人はこのような状態です。





目が疲れる、体が乾燥する、肩や背中がこる、生理前後の不調がひどい、皮膚が乾燥しやすくカサカサ、ボロボロになる









このような人は、以下のような養生をしましょう。





血を補う食材を摂りましょう。





【血を補う食材】





海鮮系・・いか、たこ、しじみ、ほたて





野菜系・・ほうれん草、小松菜、ひじき、なつめ、くこの実、当帰などが入った調味料・食材など





肉系・・鶏肉、牛肉









睡眠をしっかりとりましょう。





睡眠はホルモンバランスや自律神経のリズムを整えたり、胃腸の調子を整えたり、様々な体の調整を行う時間です。





なるべく午後10時~午前2時の間を含めて眠りましょう。





また時間が不規則にならないように注意しましょう。同じリズムで適切な時間に眠ることにより、睡眠の効果は発揮されます。





睡眠充足➡ホルモンバランス・胃腸の調子を整える・脳が整理される等➡血が補充される体内環境が整う





という流れです。









2. 秋前半の水分の積み残しがある人





この時期、水分は秋の前半よりも豊富にある必要はありません。もちろん必要ですが、余るほどでなくてもかまいません。





ですが、水分をこの時期も余るほど溜めている人がいます。





これらの方々は、以下のような症状がでます。





手足がむくむ、体がだるい、関節痛など





また体の側面に水分を溜めている人が多いので、内耳に水が溜まり、めまいや難聴、耳鳴りを感じる人もいます。









このような人は以下のような食材を摂りましょう。





水分を排出する食材・・あずき、きゅうり、冬瓜、ナスなど





お茶・・はとむぎ茶、コーン茶など









適度な運動で軽く汗をかいておきましょう。(もちろん濡れた体で放置は×です)





汗をかくことで余分な水分を排出できます。









体の側面をリラックスさせておきましょう。





体の側面の血流が上がるように、図のような体操で、体の側面を伸ばしておきましょう。

















以上のような養生で秋の後半(10月半ば~11月)を乗り切りましょう!









当院では「未病を治す」ことの大切さを提唱しています。





「未病(みびょう)」とは、まだ病に至っていないけれども、確実に病に体が向かっている状態です。





明確にひどい症状が現れていないけれども、なんとなく疲れているとか、なんとなく腰がだるい、体の張りを感じる、眠りが浅い、たまに頭痛がでる、など問題と言い切れない小さな不調を抱えているケースは誰しもあると思います。





このような状態が「未病」の状態です。





未病の状態の間に治療をして、体が良好な状態を保てるように働きかけておくと、





体調を通常より良い状態(120%)にもっていくことができます。





体調がよくなると、メンタルが整い、前向きになり、人間関係もうまく回るようになります。





きっとあなたの生活が上向きになります。





日常が充実するには、まずあなたの健康が基本です。









何か、明らかな症状を発症してからだと、対処としては「後手」になってしまい、治療に時間と回数がかかってしまいます。





そういう意味でこの「未病を治す」という考え方は、悪くなったものを治す、マイナスをゼロにする作業ではありません。





あなたのカラダに「先手」を打って、あなたの日常をより良くする、ゼロをプラスに変える作業です。





あなたの日常を豊かにするためのケアです!





この考え方を持って、より多くの人が充実した生活を手に入れていただけたらこれほど良いことはありません。





要鍼灸院はそのお手伝いを全力で行ってまいります!









上記のような養生を行っていても、不調を感じる、痛みがある、疲れが取れない,





なんとなく不調・・という方は鍼灸治療を受けて未病のうちに治しましょう!





今すぐご連絡ください!













要鍼灸院





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