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2024年10月18日

症例116 更年期のホットフラッシュ・多汗でお悩みの患者様

症例


こんにちは。院長の小畑です。





今回はホットフラッシュ・多汗の症状でお困りだった患者様の症例です。




目次



  1. 患者様について

  2. どのような状態?

  3. どのように治療した?

  4. 施術者の思い





患者様について





Y様、40代 女性





ホットフラッシュや多汗の症状は暑い状況で発症しやすく、涼しい環境下では発症しにくいとのことでした。







どのような状態?





ホットフラッシュ多汗などの症状は「更年期障害」の代表的な症状です。





更年期障害はホルモンバランスが乱れその影響で自律神経も乱れてしまうことで発症します。





更年期では女性ホルモンの分泌が大きく減少します。更年期になるまでは女性ホルモンの分泌ありきでバランスを取っていた体調が、急な女性ホルモンの減少で体調をこれまで通りに維持できなくなります。





その体調の変化に自律神経がついていけずに様々な症状をきたす「自律神経失調症」を発症させます。





自律神経は「体温や温度感覚の調整」「汗腺を閉じたり開いたりする発汗調整」などをしています。この働きが失調することでホットフラッシュ・多汗などの症状を発症しています。





また女性ホルモンには体を冷やしたり温めたりする機能があります。こちらも関連するとよりホットフラッシュは発症しやすくなります。





Y様の診察をしていくと、温度感覚を調整する機能、体を冷やす作用の失調や動悸・胸の重苦しさなど自律神経失調の所見が多々見受けられました。







どのように治療した?





基本方針は「ホルモンバランスの調整」「自律神経の調整」「体調を維持できるようにする」の3点を意識して治療を始めました。





1回目:ホットフラッシュ・多汗が主訴。ホルモンバランスを調整して体が熱を持ちにくいようにする、リラックスしやすい状態にして自律神経の乱れを抑える。という事を行いました。最初は週2回の治療から開始。





2回目:ホットフラッシュは少し軽減傾向。腰痛もあったがこれも軽減しているとの事。





3回目:ホットフラッシュは前回同様。腰痛は日によって無い日もある。





4回目:ホットフラッシュと腰痛はさらに軽減。多汗は現状維持。次回2週間後。





5回目:ホットフラッシュ・腰痛はかなり軽減。多汗も軽減しつつある。次回3週間後。





6回目:ホットフラッシュ、多汗ともにほとんど起きていない。腰痛はたまにある。





体調の安定がみられ始めたので以降は3~5週間に1回のペースでメンテナンスを行い良い体調を維持できるようにしていっています。





約2ヶ月ほどでホットフラッシュ・多汗の症状が落ち着き良い体調を維持する段階まで回復できた症例でした。







施術者の思い





当院において「更年期障害」は最も取り扱うことが多い疾患です。更年期障害の症状は今回のようなホットフラッシュや多汗などの典型的な症状の出方をする場合もあれば、前述のとおりほとんどの症状は自律神経失調症なので心臓関連、めまい・聴覚など耳関連、頭部・顔面部の痛み関連、睡眠障害、精神・気分障害など多岐にわたります。





程度は人によって様々で、重症例ではもっと治りが遅いものもあります。ですがほとんどのケースでホルモンバランスを調整して、自律神経を整えるように働きかけていけばかなり軽減していきます。





女性で更年期時期になかなか治らない症状がある場合は「更年期障害の影響」を疑ってもいいかもしれません。なかなか治らない更年期時期の不調は当院にお任せください。


要鍼灸院 とみお院

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