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2024年05月01日

症例112 頭部帯状疱疹と顔面神経麻痺

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こんにちは。院長の小畑です。





今回は頭部の帯状疱疹から顔面神経麻痺を併発してしまった患者様の症例です。




目次



  1. 患者様について

  2. どんな顔面神経麻痺?

  3. ハント症候群とは?

  4. どのように回復した?

  5. 施術者の思い





患者様について





T様 40代 会社員





来院される半月前より左頭部の帯状疱疹を発症し頭痛、耳閉感、ふらつき、めまいなどの症状が出た。その後、来院の3日前に左の顔面神経麻痺を発症されました。







どんな顔面神経麻痺?





顔面神経麻痺の主な原因とされているのが、疲労などで免疫力が下がり神経が「ウイルス感染」により傷つき発症するもの、何らかの原因で血行不良を起こし顔面神経に必要な栄養が送られてこない「循環障害型」のものがあります。今回のT様はヘルペスウイルスの一種の「帯状疱疹ウイルス」に侵され、帯状疱疹が耳や頭部に発生し、影響が広がり顔面神経をも侵してしまったようです。帯状疱疹由来の顔面神経麻痺および耳・頭部の症状を「ハント症候群」といいます。





耳鼻科にてステロイド治療を行った結果、当初あったふらつきや頭痛の症状は落ち着いていましたが、耳閉感や顔面神経麻痺の症状はまだまだ残っているようでした。





顔面神経麻痺の程度を計る「柳原法」というテストを行うと、40点満点中20点(低いほど重症)と中程度~やや重度の症状でした。







ハント症候群とは?





ハント症候群は他のヘルペスウイルス同様、顔面神経を傷つけ流れを悪くして顔面神経麻痺を発症させますが、同時に難聴やめまい、耳の痛みなど耳の症状を発症しやすいのが特徴です。







どのように回復した?





T様の場合、診察の結果、疲労と胃腸の働きの低下がみられました。





胃腸の動きが低下すれば疲労を回復させるための栄養が少なくなります、疲労がたまれば免疫力が落ちてウイルスに負け顔面神経麻痺が発生しやすくなります。





またウイルスに負けた顔面神経には傷がつきます、その傷の修復にも栄養が必要です。





治療としては、胃腸の働きを上げて免疫力・顔面神経の回復に努めることをテーマとしました。





治療の頻度は、最初の4回は週2回、その後は調子をみて頻度を空けていくようにします。





1回目:柳原法スコア20点、左顔面神経麻痺(出来ない動作:鼻を動かす、やりにくい動作:目を閉じる・頬を膨らます・口笛・歯を見せる・口をへの字に曲げる)、右目が重い、右まぶたが垂れる、耳閉感があるという状態でした。





2回目:柳原法スコア20点、顔の動きは前回に比べやや動きやすい。その他は変化なし。





3回目:スコア24点、やや改善傾向。目を閉じる動作がかなりしやすく、歯を見せる動作も少ししやすく。





4回目:スコア30点、顔の動きはかなり回復。目を閉じる動作と頬を膨らます動作はほぼ改善。鼻を動かす動作も少しずつ出来るようになってきた。耳閉感少しある。右目(右顔の重み)は数日軽減していたがある。次回1週間後。





5回目:スコア34点、顔の動きは鼻を動かす・歯を見せる・口をへの字に曲げる動作のみ少しだけしにくい、それ以外は問題なし。右目はやや重さがある。次回10日後。





6回目:スコア40点、動きは問題なくなった。右目の重さもかなり改善。次回2週間後。





7回目:スコア40点、全て正常になった。以降は再発防止が必要な場合は治療を行う。





このような流れで回復されました。







施術者の思い





T様の顔面神経麻痺になった直後に来院いただいているということ、ご年齢が40代とお若いこともあり、7回(期間にして1か月半)というかなり早い速度で回復された症例でした。





顔面神経麻痺は幅広い年齢層で発症しますが、基本的に早めの対処が回復を早める一番の近道です。




要鍼灸院 とみお院

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