2024年01月24日
「寒気」と「風気」の変わり目!?(1月下旬~2月の養生)
ブログ
院長の小畑です。
今年の冬は、あったかい日があったかと思ったら急に寒気がやってきてドーンと気温が下がるということがよくありますね。
これを書いている今日も二十四節気の「大寒」真っ只中。
そりゃ寒いわけですね。
これだけ気温差があると、体が寒気の影響を受けやすく、免疫力が落ちてしまいやすいです。
今も患者様のなかにも風邪やインフルエンザ、コロナなど様々なウイルスによる感染症がとても流行しております。
これだけ多種類の感染症が流行するのを見ていると、この数年間の隔離生活で相当みなさんの様々なウイルスに対する抗体量が減っているのではないか・・・という想像をしている今日この頃です。
1年で最も寒いと言われるこの時期を、中華地域に伝わる伝承医学では「寒気」が旺盛な季節ということで「寒季」と呼びます。
「寒気」が旺盛な季節、要するに「冷え」「寒さ」で引き起こされる不調が多い季節です。
おおよそ2月19日の二十四節気「雨水」までが「寒季」です。
「雨水」を期に風が強い季節になり始めると「風季」の始まりになります。
今年は暖冬で「寒気」が弱い年なので、その次の季節「風気」は強くなり早く始まる傾向があります。
もしかすると今年は「風季」が早めに始まるかもしれません。
ということは、「今年は風が早く強く吹き始めることが予想されるので、花粉の飛散量も多くなるかも!?」
と予想ができるわけです。
実際にネットで調べてみると、そのような予報となっているようです。
花粉症などはこの「風」によって運ばれる花粉で引き起こされるので、伝承医学的には「風気」によるしわざで起きる反応と考えます。
1月下旬~2月中旬は「寒気」から「風気」へ徐々に移り変わっていきます。
この時期は「冷え」と「風気」の対処を織り交ぜていくことになります。
みなさんがご自身でもしやすい対処をご紹介します。
「寒気」(冷え)にたいする養生
1月中はまだまだ「寒気」つまり「冷え」にたいする対処です。
これは
(1)食べ物による養生
(2)物理的に温めることでの養生
(3)漢方での風邪予防
の3つがあります。
(1)食べ物・飲み物による養生
温まる物を摂りましょう
【カラダの表面を温めるor発散する(風邪を防止する)】
白ネギ
シナモン
シソ
生姜など
【カラダの中を温める】
生姜(胃を温める)
にら(あたためる力をつける)
くるみ(あたためる力をつける)
こしょう(胃腸から温める)
(飲み物に使った例)
はちみつ生姜湯
(白湯に すりおろした生姜orチューブの生姜、 はちみつ を入れかき混ぜて完成!)
簡易ホットチャイ
(紅茶のティーパックを小鍋で中火くらいでやや強めに煮だし、こしょうとシナモンをお好み量加えて風味をつけ、ミルクを入れて完成!)
を作って飲むのがオススメ!
(2)物理的に温めることでの養生
●ホットパックやホットタオルによる養生
過去にアップしたユーチューブの動画をご覧ください。
↓
●寝る時は首にタオルを巻いて寝る
●お風呂は夜に入る(寒い時期に朝風呂していると毎日湯冷めします)
(3)漢方で風邪予防
風邪をひきかける時は早めに漢方で対処する。
こちらも以前公開した動画をご覧ください。↓
「風気」にたいする養生
花粉症やアレルギー症状が出てきた方は
上記の(1)風邪に対する養生 「カラダの表面を温めるor発散する対処」に+アルファして
以下のツボケアをしましょう
以下のツボを必ず左右両方とも
左回りにグリグリする
もしくは
パイオネックスを貼る(15分ほど計ったらはがす。必ず左右両方)
※パイオネックスはセイリンという鍼メーカーが出しているシール鍼です。
以前より当院内で2200円(100個入り)で販売しております。
先が尖っていない金属の突起がでているので、鍼と言っても誰でも使えて安全です!
ピップエレキバンみたいに貼るだけ!誰でも簡単にケアできます!
※はがし忘れないよう注意しましょう。
合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の間、人差し指寄り
印堂(いんどう)
眉間の中央
(暑苦しい顔でスミマセン・・・)
行間(こうかん)
足の親指と人差し指の付け根の間
(きったない足でスミマセン・・・)
これらがひとまずお伝えできるこの時期のカンタンケアです!
風邪やアレルギー?
冷え症がたまらん・・・
というふうな方はぜひやってみてください!
またわからないことがあれば、当院に治療にお越しいただいた際に、直接お伝えいたしますのでお気軽にお尋ねください。
当院では、治療によってカラダの不調を軽減することだけが治療ではないと考えています。
皆様の体調を120%万全に導き、体も心も最高のパフォーマンスが発揮できる状態で日常をたのしく充実して過ごしていただくことが本当の意味での治療と考えます。
そのためには不調に至る前の予防的メンテナンスで再発を予防し、より良い体調に導くことが大切なわけです。
ですので、皆様には不調が落ち着いた後の
「未病」(病に向かっているけれども、まだ病を発症してはいない状態)のうちの治療の重要性
を強く訴えています!!
不調が出てからのメンテでは遅いんです!
不調によって生活の質が下がってからでは回復するのも、万全の体調になるのも時間がかかります。
これは症状が出てからしか対処できない西洋医学との大きな違いなんですね。
ぜひ東洋医学の予防医学的な考え方を知ってほしいです。
お気軽にご連絡ください。
要鍼灸院 とみお院/大東院
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