2019年04月15日
症例15 感情が不安定な男性
症例
こんにちは。今回は、男性のこころや感情の症状やそれに伴う頭痛や耳鳴などについての症例をご紹介いたします。
目次
患者様について
40代、男性
【主な悩み】イライラ、不安感、休みの日の無気力感
【伴う症状】頭痛、肩こり、耳鳴り、朝起きられないなど
こちらの患者様は仕事からくるプレッシャーや不安により、だんだんと感情が不安定になり、頭痛や耳鳴などの身体症状も出るようになって悩んでおられました。
心療内科での服薬治療も受けながら当院に通院いただきました。
所見
〈一診〜五診〉東洋医学では感情の動きを内臓の働きと結びつけて考えます。
この方のようなイライラや不安が目立つものは肝臓や心臓の働きに異常があるととらえる場合が多いです。
それだけでは情報として物足りないので脈や舌👅、その他の問診から得られる情報から総合して、肝臓を整えイライラを抑えることに重きを置きながら、心臓を落ち着け不安を取り除くケアもしていく方針で針灸治療をしていくことにしました。
治療と経過
1週間に一度の施術で、毎回イライラや心身の緊張をゆるめる足のツボ(肝臓に働くツボ)を3〜6本ほど使って体を整えていきました。
一診目や二診目で最初にはっきりと効果を感じられたのは肩こりや頭痛がスッキリとなくなったことでした。
三診目以降、徐々に感情の起伏が小さくなるのを感じ始めておられました。
〈六診〜〉
六診目以降は感情の起伏も少なくなり、頭痛、肩こり、耳鳴も少なくなっているので徐々に2週間、3週間と感覚を広げながら状態を安定させる施術に移行していきました。
体が落ち着いてくるにつれ、施術する針の数も3本ほどで整うようになりました。
九診目以降はほぼメンテナンスの為の施術になり、13診目で状態も落ち着いていたので、一旦ご卒業されました。
心療内科での服薬治療も感情の安定には働いていたはずですが、頭痛、肩こり、耳鳴などを含めた全体的な症状を抑えることができて良かったです。
主に使用したツボ
太衝、足三里、三陰交、陰谷、曲泉、合谷など
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