SPECIALTIES3つの特化疾患について

要鍼灸院 とみお院

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「要」の3つの特化疾患について

当院はこれまでの臨床経験からたくさんの症例を重ねてきた3つの疾患に特化して治療に取り組んでいます。

女性の更年期の不調

顔面神経麻痺

スポーツ障害・スポーツコンディショニング


です。

「これら3つの疾患に関して当院でできること」くわしくご説明しますので、ご自身に当てはまる記事を一読ください。

女性の更年期の不調に関して

MENOPOSAL ISSUES


40代~50代前半ぐらいで不調が現れます。

更年期障害は、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の分泌が徐々に減ることで起きてくる体の変化のことをいいます。

人によって女性ホルモンの分泌が減り始めるのは40代前半~50代前半にかけてと幅があります。
当院にご来院される方で更年期の不調を持つ方も前述ほどの年齢層です。

女性ホルモンは3~5年ほどかけて分泌が止まる方向に進んでいきます。

ホルモンバランスの乱れってどういうこと?

女性ホルモンが分泌される際、まず脳の下垂体というところで

「女性ホルモン放出ホルモン」(以下「放出ホルモン」)が分泌される。

➡その指令をもらった卵巣から女性ホルモンが分泌。


という流れになっています。

ところが、更年期に入り、

卵巣からの女性ホルモン分泌が少なくなってくる

➡脳がそれを感知

➡「女性ホルモン足りない!もっと出せ!」と「放出ホルモン」がたくさん分泌される


のです。

この放出ホルモンの中には体温上昇を引き起こす作用があるものがあります。

その結果として、ホットフラッシュと呼ばれる「のぼせ」が起きたり、汗がたくさん噴き出る症状がでたりします。

場合によっては、ホットフラッシュはなくても、「周りの人に比べて自分だけ暑がっている」ということがあります。

ホルモンバランスが乱れるとどんな症状がでるの?

ホルモンバランスが乱れることで起きる症状は以下の通りです。

ホットフラッシュ(のぼせ)

多汗

関節痛(肩、膝、手首、肘、首、腰、指などあらゆる関節)

五十肩(四十肩)

腱鞘炎


など

なぜ更年期に関節まわりの痛みが起きやすいのか?

上記のように、更年期に現れる症状のなかに、五十肩、腱鞘炎、関節痛など「関節まわりの痛み」が多く含まれています。

これは女性ホルモンであるエストロゲンに関節にある軟骨や靭帯、腱などいわゆる「スジ」といわれている部分を柔らかく保ち、炎症を起こしにくくする作用があるからです。更年期には、このエストロゲンの分泌が低下します。

その結果として、関節がこわばり、炎症が起こりやすくなります。

「朝の関節のこわばり」などの症状も現れるようになります。

「関節リウマチ」などと間違えやすいですが、40~50代女性で「朝のこわばり」がある場合、このようなホルモンバランスの影響である確率がかなり高いです。

自律神経も一緒に乱れやすい。どんな症状が出る?

ホルモンバランスを統制しているのは、脳の視床下部という部分です。実はこの部分では自律神経の統制も行っています。 ですからホルモンバランスが乱れた際、自律神経の働きにも影響が出てしまいやすいです。

自律神経の乱れで出る症状は以下のようなものがあります。

不眠

動悸

頭痛

めまい

難聴・耳鳴り

気分の落ち込み

過剰なイライラ


胃痛

下痢

便秘


など多岐にわたります。

どのくらいの頻度で治療していくの?

回復のスピードによって個人差がありますが、一般的には以下のような段取りで治療を進めることが多いです。

軽減期 : 最初の5~8回 1週間ごと

安定期 : 以降2~6回 2週間ごと

メンテナンス期 : 以降3~5週間の間隔でメンテナンス
(回復傾向をみながら希望に応じて)

どんな症例や実例があるの?

東洋医学の力でホルモンバランスの変化を緩やかにします。

遅かれ早かれ、誰にでも更年期は訪れます。
そして更年期はいつかは終わります。

この期間の不調を減らすには、「いかにホルモン分泌の変化を緩やかにするか」が大切です。

女性ホルモン分泌の低下が緩やかになったり、脳から分泌される「放出ホルモン」の分泌が過剰にならないようにする
ことができれば、過剰な更年期障害を抑えることができます。

ホルモンバランスを整えるのに内臓を整える。

東洋医学ではホルモンバランスという考え方があるわけではありません。根本的に考え方が異なります。
東洋医学で治療するときには必ず五臓(肝・心・脾・肺・腎)といって内臓の働きのバランスを常に考えます。

このうち、「肝・心・脾・腎」あたりの臓が適正に働いていることなどがホルモンバランスと強く関わっています。

専門的な話になりましたが、これらのバランスを整えることが結果的にホルモンバランスを整えることにつながっていくと考えます。

内臓を整えれば、自律神経も整い、メンタルも整う。

上記のような考え方でカラダを整えていくと、カラダが自分のチカラで体調を整える力が働いていきます。

本来、内臓の働きは人間のカラダが自ら整えるはずのものです。それが自らの力で整えられなくなっている時に起きるのが「心身の不調」です。

東洋医学における、鍼灸や漢方や薬膳などはそれらの力を取り戻すための手助けにすぎません。

ですから、本来の東洋医学は「頭痛のツボ」「のぼせのツボ」などというように症状ごとに対症療法的なツボを使うことが本質ではありません。

カラダが「治るチカラ」を養うためのツボを選ぶ必要があります。

当院では、「いかにカラダを把握して、カラダが自ら整うようにツボ選びをする」ことに徹底してこだわっています。

そして、そのための診察力を日々磨いています。

症状改善の後は、「未病」を治し、あなたの「能力覚醒」を目指します!

カラダが自ら整い始めたら、今度は

再発を防止し、日常や仕事で120%のパフォーマンスを発揮できるためのメンテナンス

をオススメしています。

のぼせや不眠、頭痛など

不調があると、仕事に対する集中力や、頭の回転のキレが落ちがち


です。

普段1時間でできる仕事が何時間もかかってしまったりと能率が悪くなります。

またイライラしたり、不安になったり、気持ちが落ち込んだりしていると周囲の人や取引先とぶつかってしまったり、積極的に人と関わりたくなくなったり・・と人間関係にも影響が出てしまいがち。

ハッキリと不調を自覚しているほどではないけど、微妙に心身に不調をきたした状態「未病」(病に至っていないが、そこに向かっている状態)です。

「未病」のうちに治しておくことで、頭の回転もよく、あなたの能力を120%発揮することができるでしょう。

顔面神経麻痺の治療に関して

FACIAL NERVE PARALYSIS


顔面神経麻痺になるとどうなる?

顔面神経は顔の筋肉を動かすはたらきをもった神経です。

この神経がうまく働かなくなると顔の筋肉がうまく動かせなくなります。
左右どちらかの神経が障害されるケースが多いので、顔の左右どちらかの筋肉を動かすことができなくなります。
その結果として、以下のような症状が現れます。

●目が閉じられず、赤くなる。
●頬が垂れる。
●唇が下がる。
●鼻を動かせない。
●顔半分の表情が乏しくなる。
●物がうまく食べられない。
●水を飲むと口からこぼれてしまう。
●顔半分がけいれんする。

など

※よく「顔面神経痛」と表現される方がいますが、顔面神経が傷ついて起きるのは「麻痺」であり、「痛み」ではありません。
顔面部の「痛み」がおきるのは「三叉神経痛」です。

原因は様々

顔面神経麻痺の原因は・・

「顔面神経が何らかの原因で障害される(傷つけられる)」ということなのですが、傷つけられる原因がいくつかあると言われています。

●ウイルスによって神経が傷つけられるもの

ベル麻痺・・・単純ヘルペスウイルス(口唇ヘルペス、いわゆる熱の華を引き起こすウイルス)が顔面神経麻痺を傷つけるケース。(全体の6割を占める)

ラムゼイハント症候群・・・水痘帯状疱疹ウイルスが顔面神経を傷つけるケース。

ケガが原因で顔面神経を傷つけるもの
側頭骨骨折  など

耳周辺の炎症によるもの
耳炎性 など

●手術が原因で顔面神経の働きに影響がでるもの
聴神経腫瘍手術後後遺症
手術損傷など

西洋医学ではどんな治療をするの?

一般的に、西洋医学ではステロイドの点滴か服薬によって治療が行われます。
ウイルスや外傷、手術などによって顔面神経周辺に起きた炎症を減らすことが目的です。

最近では場合によっては、「ステロイド鼓室内投与」(耳の鼓膜の奥の「鼓室」(こしつ)という部分にステロイドを直接投与する)という方法を取る場合もあるようです。

それらの治療とともに、血流改善薬や神経を栄養するためのビタミンB12を補う薬などが処方されます。

ここまでの治療で症状がほぼ改善した場合、とくに問題ありません。

ただ、このような治療をある程度の期間行ってお顔の回復が乏しい場合、「西洋医学的にはそれ以上できることはない。」といわれ、当院にたどり着くケースが多いです。

「要」の東洋医学ではどんな治療をするの?

当院では、傷ついた顔面神経周辺の血流や栄養状況を改善したり、傷ついた神経に信号がしっかりと伝わるようツボを使って働きかけます。

また体質的に

内臓の機能が弱っている場合、

体力の低下がみられる場合、

またはストレスが多い場合

など

は、神経の回復を邪魔する要因となります。

そのため、それらの体質を改善するためのツボにも必ず働きかけを行い、顔面部の神経だけでなく、同時に体全体としての機能を取り戻していくようにも働きかけていきます。

そうすることで麻痺が改善するだけでなく、元気になり、前向きになり、仕事や日常を充実して過ごしていただけるようになります。

治療開始は可能な限り早くしましょう!

顔面神経麻痺は神経が傷ついてから早めに治療を始めることで回復の可能性があがります。

神経が傷ついたまま放置されていると、神経細胞自体が機能しなくなってしまい症状が固定して回復しなくなってしまうことがあります。

一般的に治療の開始は早ければ早いほど良いです。時間が経過しているものほど、麻痺が一部残る可能性はあがります。

当院では経験的に発症から3か月以内に治療を始めた例ですと、回復が良い傾向があります。

治療頻度・治療期間は・・

一般的な治療頻度は・・

【軽減期】
治療開始から一般的に8~12回程度は1週間ごとの治療

【安定期】
症状に50%程度の軽減が見られた段階 2週間ごと(2~6回程度)

【メンテナンス期】
症状が2割以下になり再発を防ぎ、最高の体調を引き出せるようにする段階。
3~5週ごと(患者様のご希望に応じて)

治療実例は?

スポーツ障害・コンディショニングに関して

SPORTS INJURIES & SPORTS CONDITIONING


スポーツでのケガの回復に東洋医学は劇的に有効

東洋医学に基づく治療は実はスポーツ障害に対しても大きな効果を発揮することがあまり知られていません。
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