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2019年05月11日

症例24 息苦しさ、不安、肩や背中の張りに悩む男性(不安神経症、強迫性障害)

症例


こんにちは。今日は、息苦しさと不安、吐き気、せき、首肩から背中の張りなどの症状が発作のように押し寄せてくる症状をお持ちの男性の症例をご紹介します。




目次



  1. 患者様について

  2. 所見

  3. 治療と経過

  4. 主に使用したツボ


 




患者様について





Bさん男性40代





主に困っている症状: 息苦しさ、肩首から背中の張り、吐き気、せき、不安感





これまでの病歴:心療内科で不安神経症、強迫性障害と言われたことがある。





もともと10年ほど前から上記のような症状を持っているBさん。時期によって症状がキツい時期があったり、軽い時期があったりしてきたようです。
今回、当院にご来院される4ヶ月ほど前から症状の強く出る日がまた増えてきたそうです。





以前心療内科にかかったことはあるものの、薬を飲み続けていかなければいけないことがイヤで、すぐに薬の服用をやめ、症状があっても放置してごまかしながら過ごしてきたようです。





薬を飲まずに症状を治せる方法を探していた中、当院のホームページを見つけていただいたようでした。







所見





お体をみさせていただいたところ、運送系のお仕事で朝が早く、仕事終わりは早いというリズム。





忙しくなると帰りが遅くなることもあり、食事は不規則。





そのせいか、脈を診ていると、体の体内時計が少しズレこんでいて、本来休むはずの夜の時間帯に体が昼になっている。





ということは睡眠は取っているとのことだけれども夜いい睡眠を眠れていない。
という状態でした。





また食事が不規則なため胃腸には負担がかかり、栄養が体の中に余り気味。その影響で水分代謝も悪くなっている。そのために体にダルさを感じている。





問診から、息苦しくなったり咳がでるのは発作的な発症の仕方なので、不安発作的なものだと推測。





となると、不安を鎮める、東洋医学的にいうと、心にしっかりと血が送られる状態にしなければいけない。というのがBさんのお体の治療方針でした。







治療と経過





体内時計を元に戻し、首から背中の緊張を和らげるのに、手と足のツボを選択。





心を落ち着け、胃腸の負担を減らすのにまた手首の内側と、足の親指付近のツボを選択。





心を落ち着け、筋肉全体に潤いを与え緊張を和らげるのに脚のツボを。





最後に背中に軽いマッサージを施しました。





するとご本人から感想。
「首から背中が軽いし、息苦しさもマシです。」と。





ずいぶん前からの症状なので、最初は週に一度のペースで4回ほど診させていただき、症状はかなり軽くなり、あまり息苦しさや肩首、背中の張りは目立たなくなりました。





そこからはメンテナンスを兼ねて2週間に一回、1ヶ月に1回、と間隔をあけました。現在初めてのご来院から5ヶ月ほどです。





Bさんの不安神経症は今後もうまく付き合っていかなければいけない症状です。





体や心に負担がかかると出てきてしまいますが、負担が溜まっていない時は症状は落ち着いています。仕事を続け、疲れやストレスが今後もたまる以上、定期的にメンテナンスをして疲れやストレスを取り除いてあげなければいけません。





ですので、月に一度くらいのメンテナンスを今もBさんは続けておられます。







主に使用したツボ





右後谿、左申脈、右内関、右公孫、陰谷、心兪、足三里


要鍼灸院 とみお院

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