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2019年04月22日

症例16 頭痛で薬が手放せない女性

症例


こんにちは。本日は頭痛の患者様の症例です。




目次



  1. 患者様について

  2. 所見

  3. 治療と経過

  4. 施術者の思い


 




患者様について





とある日、最近2ヶ月くらい頭痛に悩まされているという60歳代の女性が来院されました。





聞くと、「もともと頭痛もちだったのですが、この2ヶ月ほどでどんどん頭痛の日が増え、多い時なら毎日のように頭痛薬を飲まなければ耐えられないんです。
とのこと。
日常でも頭痛は起きていましたがが、月に2〜3回起きる程度で薬を飲めばすぐおさまるという程度だったそうです。







所見





お体を診させていただくと、脈はピンと張り、首の側面の筋肉がパンパンに張っていました。





これはカラダも心も緊張して高ぶっている状態です。舌には厚めの苔がのっています。胃腸に消化吸収されていない余分な栄養が溜まっていることを訴えていました。





他にめまいや下痢や軟便になりやすいという症状を伴っていました。





この患者様の体にはストレスがかかり、胃腸に負担がかかった結果、消化不良を起こしやすくなっている。頭痛やめまいはこのストレスによる神経の高ぶりが原因と考えました。







治療と経過





「頭痛のこれまでの経過から見て、ひとまず5回程度治療すればここ2ヶ月でひどくなっている頭痛の頻度は徐々に落ち着いてきますよ。」とお伝えしました。





慢性的に頭痛が繰り返される体質の方は、急にスパッと頭痛が消えるわけではありません。良くなる過程として、頭痛の頻度が徐々に減っていきます。





高ぶった神経を落ち着けるツボ(主に内関や太衝という手足のツボなど)に鍼をし、患者様の日頃の悩みをお聞きしながら、ストレスを取り除いていきました。





胃腸にも負担があるので胃腸の働きを助けるツボ(衝陽、足三里)にも針を打ちながら。





4回目の治療をした頃には頭痛薬を週に一度しか飲まなくていい程度には落ち着いてきました。





5回目の治療で頭痛の頻度は随分減り、頭痛がひどくなる以前の状態くらいまで回復しましたので、最近では施術間隔を広げながらお体のメンテナンスを兼ねて治療しています。







施術者の思い





最初は頭痛がメインでしたが、日常から様々な症状が体にでる方なので、日頃のメンテナンスの重要性をわかっていただけたようです。病になってから対処するより、病になる前に整えておく方が体がとてもラク。治療回数も少なくて済む。それを感じていただけていたら嬉しく思います。




要鍼灸院 とみお院

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