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2019年04月22日

症例17 雨の日の頭痛でお困りの女性

症例


こんにちは。本日は雨の日の頭痛にお悩みの患者様の症例です。




目次



  1. 患者様について

  2. 所見

  3. 治療と経過

  4. 施術者の思い


 




患者様について





Nさん  38歳   女性 会社員





症状:ここ1〜2ヶ月、頭痛に悩んでいる。





重い痛みや、しめつけられるような痛みがある。雨の前の日には特に多い。





随伴症状:胃のシクシクとした痛み・重み、寝ても寝ても眠い、眠りが浅い(すぐ目がさめる)





既往歴:以前には偏頭痛に悩まされていた時期があった。その時は今の痛みと違って動けなくなるくらいの痛みがあり、前兆として光が眩しく感じるなどの症状があった。







所見





ここ最近、当院には頭痛に悩む方がたくさん来られます。





雨や曇りの日になると頭痛が起きる方はけっこう多いですよね。





この方は初診時、お体を診ると脈が弱くみにくい状態でした。





体力が弱く、雨の日になると低気圧に負けて体が全体に膨張してしまう傾向があり、それが頭痛につながっていると判断しました。





またほっぺたやおでこ付近がやや赤くなる傾向があり、舌も先の方にやや赤みがあることから頭に血が上りやすい傾向があるとみました。(舌先が赤い人はのぼせていたり、頭に血がのぼっていたりします。)





そこでNさんには、体力を補い、低気圧がきても体が膨らまずにキュッと締めておく力をつける。





また頭に上りやすい血がしっかりと足の方まで降りてくるようにする。





これら2つの宿題をお体に出してみることにしました。







治療と経過





そこで選んだツボは足の甲の衝陽(しょうよう)というツボや行間(こうかん)というツボなど。





日によって行間をスネの内側の三陰交(さんいんこう)や陰谷(いんこく)などのツボに交換したりしながら。





体の変化が早い体質だったので針を刺している時間は短く、針の本数も3本までと少なく抑えました。





このように体の変化が早い体質の方は、針で1つ宿題を出すと、連鎖的にいろんな変化がでます。





だから宿題を出しすぎるとオーバーワークになってしまい、体がしんどくなってしまうので、気をつけなければなりません。





Nさんの頭痛は4回目の施術時にはだいぶ少なくなりました。





それでも、まだまだ体力が少ないことに変わりはなく、変化の早い体質で、気候が変わったり、ストレスがかかったり、疲れていたりすると色々な症状がでます。





多少のことでは体調が崩れない体作りをするために、施術の頻度を落として現在も治療を継続中です。







施術者の思い





次にまた症状が出ない体作りをする。





これが東洋医学の良いところ。





お体のメンテナンスをしていれば、日々の過ごし方も充実します。





それを感じていただくことが、健康の「要」の目指すところです




要鍼灸院 とみお院

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